令和6年6月15日(日)津山中央病院津山慈風会記念ホールにおいて令和6年度定期総会が開催されました。
まず、定期総会開催の前に永年会員表彰と学術業績者表彰及び優秀発表賞表彰が執り行われ、今回は27名の方が受賞され表彰状と記念品が授与されました。
今後ますますのご活躍を祈念いたします。
定期総会は藤岡会長の挨拶で始まり、定款に基づき議長と総会役員の選出後、議案審議へと移りました。
資格審査委員と議事運営委員の報告後、第1号議案『2023年度事業経過報告』と第2号議案『2023年度決算報告・監査報告』の審議が行われました。
続いて、第3号議案『2023年度監査報告』と第4号議案『定款変更』の審議がありました。
さらに第5号議案『役員改選』の審議が行われ、第1号、第2号、第3号、第5号議案は賛成多数で承認され、第4号議案は出席会員数が正会員数の3分の2を満たしていないため、可決要件を満たしていないことが報告されました。
ご出席いただきました会員の皆様ならびに執行部の皆様、お疲れさまでした。
ご意見・ご要望などありましたら、お近くの理事までご一報下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。
2024年6月16日(日)、津山中央病院津山慈風会記念ホールにて、2024年度定時総会特別講演を開催しました。
今回はシスメックス株式会社人事本部より棟尾顕士先生を講師にお迎えし、人材育成と働き方改革についてご講演いただきました。
多様な人材と共に組織をマネジメントするには相手のことを受け止める、受け入れるそのためには対話の機会を増やすことの大切さを改めて認識しました。
人は同時に同じ物を見ていても一人一人見え方が違い本当に理解しあうのは難しく、そのためにはコミュニケーションが不可欠です。
しかし人は世代の違いや文化・環境の違いなどによって無意識の偏見を持っており、そのことが何気ない発言や行動としてあらわれ、コミュニケーションの妨げにつながってしまうことがあります。
一人一人が「無意識の偏見(ジェネレーションギャップ、カルチャーギャップ等)」を認識しながら相手を受け止め、人材の多様性を理解していくためは、誰もが部門の垣根を越えて気軽に参加、相談、会話ができる機会を与え、お互いにコミュニケーションをとりやすい環境を整えていくことが良好な関係性への大切なポイントだと改めて認識できました。
「対話」は、過去のマイナス事項を責めたり、問題を指摘するのではないこと、未来へのプラスに目を向け、行動の改善につながる言葉がけが重要だと学びました。
働き方改革、時短勤務者のサポートなど、悩みを抱えておられるご施設も少なくない中で、どのように取り組んでいくか、「対話」の中で、受け入れ、受け止め、良好にコミュニケーションを取りながら活動していきたいと思います。
棟尾顕士先生お忙しい中、貴重なご講演をありがとうございました。